洋樽を製造している企業様から、展示会でインパクトのあるディスプレイがしたいとご相談がありました。
この企業様は、樽の製造メーカーであり、樽づくりには相当のこだわりを持っていらっしゃいます。
そして、この写真にある「Tarusky」は、焼酎を洋樽で熟成させたという珍しいお酒です。
洋樽を製造している企業様から、展示会でインパクトのあるディスプレイがしたいとご相談がありました。
この企業様は、樽の製造メーカーであり、樽づくりには相当のこだわりを持っていらっしゃいます。
そして、この写真にある「Tarusky」は、焼酎を洋樽で熟成させたという珍しいお酒です。
デパートのショーウインドウに「からくりデイスプレイ」を製作いたしました。
やわらかな雰囲気を演出するため、わざとモーターの動きをぎこちなくして、LED照明の点滅のタイミングとディスプレイの動きのタイミングを、同期したりずらしたりと工夫を凝らしています。
ヤスダモデルでは、スイッチボタンを押せば電動で昇降するテーブルの製作を行なっています。
既製品でもこのようなナーステーブルはありますが、ヤスダモデルではオーダーメイドで製作いたしますので、天板のサイズや配線孔、ホルダーの数など、使い勝手がいいように自由にご注文いただけます。
もちろん、設計図などもご用意いただかなくて大丈夫です。「これくらいのサイズで、棚がこれくらいで…」と口頭でお伝えいただければ、ヤスダモデルで設計図を作成いたします。
ちなみに、ヤスダモデルでは約3000mm×1000mmの昇降式テーブルを、ミーティング用に使用しています。
普段は、書類やメモを書きやすい高さで使っておりますが、大きな図面を広げて見る時は少し低めにした方が見やすかったりするので、社員にもとても好評です。
▲試作の昇降テーブルです。
ヤスダモデルは、元々は鋳造用木型製作会社でしたが、木型製造技術を活かして什器も多く製作して参りました。
そして、現社長が機械設計に精通していたことから、動くディスプレイの製作も手がけるようになったのです。
製作実績としては、アパレル店舗などの、動くオシャレなディスプレイや、
耐震性能をわかりやすく見せるために、建物の構造を揺れる台の上に乗せたもの、
排水の仕組みを理解してもらうために、実際に動かせるポンプのミニチュアなどもあります。
ヤスダモデルの事業の1つである「からくり時計」も、このメカニカル什器の技術をさらに発展させたもので、
各自治体や学校などへの納品実績が多数あります。
屋外設置にも対応しておりますので、某カニ料理専門店の、大きな動くカニの看板のようなものも、製作可能ですよ!
まずは、どのような「形」や「動き」をするのか、ざっくりとしたイメージでもいいので、お問い合わせください。
どのようにして実現可能か、一緒にじっくり考えていきましょう!
↑ちょっと荒い写真ですが、ある百貨店のクリスマスディスプレイです。写真の下部に人の頭が写っているので、それと比べてもらうとかなり大きなサイズだとわかるかと思います。
いつもお世話になっている某商社の営業さんより、こんなご相談をいただきました。 「あるアパレル店舗のメインディスプレイに、9体のマネキンがクルクルまわる装置をつくれませんか?」 とのこと。話をよく聞くと、超大手アパレルの店舗デザインで、有名なデザイナーが上記のようなものを作るよう、指示をしてきたという。
「そんなのすぐできますよ。」 と軽く返事をしたら、
「違うんですよ。9体のマネキンが、寸分違わず回るんです。実は他のメーカーにも作ってもらったんですが、1日中回ってると、少しずつずれてきて、夕方には、9体がバラバラの方向を向いてしまう…ということになるんです。今作ってもらっているメーカーが言うには、超高性能なセンサーとモーターを使えば、ぴったり合わせることは出来るけれど、金額がびっくりするくらい高くなるんですよね…。今後、他の店舗にも設置していきたいから、確実に予算内で作って欲しいんです。」
…なるほど。そういうことか…。確かにむずかしい…と、思いつつも、今までの経験からなんとなく出来るような気がしていました。
「少し考えさせてください」と返事をして、しばらく考えることにしました。
なんとなーく出来るような気はしていたものの、具体的にどうしたらいいのか全く思いつかず、回るモーターを見つめて数日が経ちました。
安いモーターは、回るスピードに微妙に個体差があるんです。この微妙な差をどうして埋めればいいのやら…
本当に微妙なんです。1回転するスピードにしたら、0.01秒とかの差なんだけれども、1日中回ると各マネキンの向く角度がちょっとずつズレてくる。本当にちょっとなんだけどな…
1日回ってるからズレが大きくなる…数回なら絶対気付かない…ましてや1回転なら、同じといってもいいくらいなのに……
1回転なら同じ…そうだ!! 1回転するごとに、一瞬止めればいいんだ!0.01秒止まったって、誰も気付かない。
1回転するごとに、全てのマネキンを正面で止めて、再度同時に回り始めればいい。 そうすると、今の安いモーターでも可能じゃないか!!
それに気付いてから、すぐに試作に取りかかりました。思った通り!マネキンの回転がズレることはなく、一瞬止まっているのも全く気付かない。実際、試作してみると、1回転ごとではなく、数回に1回止めるくらいで充分だとわかり、すぐに某商社の営業さんに連絡しました。
もちろん、このアイデアは採用され、ディスプレイの製作、設置もご依頼いただきました。 全国や海外の店舗にも納入されることになり、社員一同、楽しく海外出張させていただきました♪
きっとみなさんもどこかで「クルッとマネキン」を見ているかもしれませんね。